初めての家庭教師バイトのやり方・教え方(指導)のアドバイス・コツ

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既に家庭教師としての登録を終えた方、これから家庭教師としてデビューしたいと思う方が必ず感じる不安は「どう指導すればいいの?」という事ではないでしょうか。学生に人気のアルバイト「家庭教師」ですが、普段現場を目にする機会はありませんから意外とイメージが湧かないと思います。

【勉強を教える】【生徒をやる気にさせる】【志望校に合格させる】など様々な要望は良く聞きますが、具体的にはどうすればいいのか心配になってしまう方が多いです。

完璧な指導方法の答えはない上、生徒それぞれ最適な指導方法は違います。今回は家庭教師としての心得や、カテキョバイトのやり方について紹介します。

家庭教師の指導を行う上での大切な心構え

まずは家庭教師というアルバイトで指導をするにあたり、どういったことに気を付けておくべきなのか。どういった心構えが必要であるかということについてです。

初対面の生徒と仲良くなるには?

初対面の生徒と仲良くなるには
顔見知りの近所のお子さんに教えるといったケースは稀で、基本的には生徒さんとその保護者とは初対面での仕事になります。

まずは生徒さん自身の事を知ることから始めて、家庭教師として生徒との信頼関係【絆】を築いていくことを意識しましょう。

一回目の指導は家庭教師も生徒も意気込んでいることが多いですが、ひとまず最初の数分~十数分は雑談をしてお互いを知り、信頼関係を培う時間にしましょう。

学校で起きた最近の出来事を聞いてみたり、好きな教科や苦手な教科を聞いてみるのもいいでしょう。

さゆり先生

勉強とは関係ありませんが、趣味の話もいいですね、共通の趣味があればきっと盛り上がるでしょう。あまり考えずに答え易い質問であれば会話のテンポも良くなるのでお勧めです。

ですが、あまり盛り上がりすぎて指導をしないのも問題ですので、頃合いを見て切り替えていきましょう。

初めての家庭教師で気になる記事一覧

服装やマナーなど、初めての訪問では沢山不安なことがあるかと思いますが、それについての回答は今回は省略させていただきます。

こちらの記事で保護者へのマナーや言葉使い、家庭教師に相応しい服装などについて解説していますので、参考にしてみてください。

生徒の目線に合わせた教え方を意識する

あなたにとって既に経験済みの事であったり、学んだことがある内容でも、生徒にとっては初めてであったり、苦手な内容かもしれません。

あなたの経験を振り返り、生徒と同じ目線に立つことで目標に向かって一緒に歩むことができるでしょう。

理解できた所はしっかり褒め、できない所は焦らず一緒に解消していきましょう。解消の目標はタイトな方が達成感を感じる事も多いためおすすめです。また細かい所で、まめに褒めてあげる事がコツです。

先生と生徒の空間を大事にする

家庭教師というお仕事は【家庭内】に勉強を行う空間を作りだします。家庭学習ができていない生徒は学校でも先生と一緒に勉強し、家に帰ってきてからも先生と勉強・・・となるとうんざりしがちですが、ここはしっかり「先生といる時間は楽しくしっかり勉強しよう!」という気持ちを共有しましょう。

自習や宿題のチェックばかりで時間を使いつぶしてしまうような無駄な指導にはするべきではありません。

生徒がどうしても勉強に集中してくれない。といったお悩みのある方は生活習慣の改善を試みる方法もあります。生活習慣以外にも集中力を妨げるたくさん原因はあります。解決するためには生徒が何を考えているのかを探ることも重要です。

勉強を教えるだけが指導ではない。やり方には種類がある

一言に「指導」といっても、冒頭でも述べたとおり成績を上げるだけではありません。生徒さんによって適切な指導方法というのは様々です。

もちろん最終的には【成績】という目に見える数字として表れる事を望まれるご家庭さんがほとんどです。

では成績の上げ方は?となってしまいがちですが、以下の事に気を付けながら日々の指導を行う事で、結果として成績アップに結びつきます。

どこがわからないのかが、理解できていない状況をなくす

わからない

答えが分からず詰まってしまう生徒の多くは、答えが分からないはもちろんですが、どこが分からないのかが、分からない状態です。文章にすると混乱してしまいますが、要は【自分がどこで躓いているかが分からない】という事です。

まずは、問題文からどこでつまづいているか、順序立ててゆっくりと探っていきましょう。躓いている箇所が分かれば、解き方を教えるのではなく調べ方のアドバイスをしてあげるようにしましょう。最初はとっても難しいかと思います。

時間もかかるでしょう。でも「自分で調べる」という習慣が身につけば、生徒も自分自身で分からない所を探しだし、質問してくれるようになります。

苦手な科目の場合、既に苦手意識が大きく、詰まるところも多くなってしまいます。そんなときは是非、苦手科目を克服する家庭教師の指導術の記事を読んであなたの指導スキルをみがいてみましょう。

また、生徒と言っても小学生から高校生まで年齢は様々です。学年や科目別の指導方法を身につける事も大切です。

家庭学習習慣を作る

家庭教師の依頼がある生徒の多くは、家での勉強(もしかすると宿題も)を行わない習慣が身についてしまっています。

最終的な目標として成績アップを目指す以上、学校以外での学習時間は必須不可欠です。

学校+家庭教師でも週に1回1~2時間程度の勉強ではよほど記憶力が高い生徒や吸収の良い生徒でないかぎり足りないでしょう。

そこであなたが居ない時間も自己的に学習できるように習慣づけていく工夫が必要になります。身近な所では、やった問題を複数回復習することで短期的な記憶の定着と、達成感を感じさせるようにしてみましょう。

勉強は楽しい!?生徒のやる気を引き出す指導方法

成績アップ
勉強が好きな人はあまりいません。特に家庭教師を依頼する生徒の場合は非常に少ないです。

では、そういった生徒さんに、どうやって意欲的に勉強に取り組んでもらえるのでしょうか。とても難しいことではありますが、何点か方法があります。

まずは「褒める」という事。正解したり、自分が知らない事を教えてくれたり、頑張ったり、魅力的な考え方が出たり、とにかくまめに褒める事を心がけましょう。できた!=楽しい!うれしい!という気持ちはとても大切です。

知識欲を刺激するという事も効果的です。物事についての仕組みや意味などトリビア的な事を教えてあげると「知ること」への興味が高まる場合もあります。

意外な方法で生徒をやる気にさせるTips記事もございます。興味のある方は一度読んでみてください。

さゆり先生

勉強が出来ないと大人になってから困るよ。といったアドバイスもありますが生徒が理解できる言葉でしっかり説明できる場合を除き、軽はずみに言わないことをお勧めします。保護者の方からも日ごろから言われている場合、逆にやる気を削いでしまう可能性もあります。

指導に使う資料やテキストなども時間があれば自作することでオリジナリティ溢れる良い教材になりえます。子供が勉強したくなる資料作りを紹介した記事も合わせて読んでみて下さい。

やっぱり宿題は重要。出し方の秘訣

宿題

学んだことを記憶として定着させるためには、実は宿題が有効な手段です。ですが宿題は嫌いな物の代名詞ですよね。

今までしてこなかった宿題を、急に宿題をこなすように生活習慣を変えることは難しいので、少しずつ自宅で勉強していけるようにまずは指導中に取り扱った問題を宿題にして出しましょう

宿題をする習慣を身につけることと、授業の復習が目的ですので、宿題は一度に大量に出さないようにしましょう。量に関しては最初は少なめに、徐々に増やしていくことをお勧めします。

はじめは指導中によくできていた問題を中心に出すと、生徒のモチベーションアップに繋がります。

宿題について悩んでいる方は、宿題の出し方など指導ケース別に分けた記事がございますので、一読してみてください。

出した宿題をやっていない!という、多くの家庭教師の方が悩んでいる宿題をしない生徒の原因と解決策も記事にまとめてります。時にはしっかり叱ることも必要です。

家庭教師の指導ノウハウは研修で身につける

今まで解説してきた方法は、生徒を紹介される時に行う「研修」で説明を受ける方もいるでしょう。

多くの家庭教師センターは事前に研修を行い、生徒や保護者との立ち振る舞い、生徒の状況について、宿題について、困った時の相談方法などを、家庭教師の基本や基礎知識をレクチャーします。

はじめての家庭教師の仕事だと、どのように指導を進めていいか分からず、曖昧なままの状態で授業を進めてしまう事もあるかもしれません。

さゆり先生

誰もが初めからうまく出来る事ではありませんから、困った時、相談に乗ってほしい時には一人で抱え込まず、まずは派遣元の会社に落ち着いて相談しましょう。

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