家庭教師のお仕事は、生徒さんのご家庭で直接指導を行うため、特に身だしなみ(服装・髪型など)に気を遣う必要があります。もちろん面接や研修の時にも同様です。
さゆり先生
面接や研修の時の服装はスーツで行くべき?
学生か社会人かで異なってきます。学生の場合は私服で問題ないでしょう。ただし同じ私服でも派手なものや清潔感のないものは良くありません。
特に家庭教師という仕事柄、面接官はまじめで信頼感のある人材を求めています。服装で相手にだらしない印象を与えない様に注意しましょう。
次に社会人の場合ですが、スーツを着て行くのがマナーです。学生であれば私服は大目に見られますが、社会人となると話は別です。面接は自分を売り込む営業活動ですから、少しでも印象を良くするためにスーツを着た方が良いと思われます。
学生はシンプルで清潔感のある私服であればスーツじゃなくてもOK、社会人であればスーツやジャケット(襟付きのシャツを着ればノーネクタイでも可)などがお勧めです。
男性の私服でよく見られるケースが、Tシャツにジーパンです。ジーパンは使い込んで破れかけたり穴が開いたりしたものがお洒落だと言われますが、指導に行く際にはダメージ加工のされたジーパンは避けた方が良いでしょう。
また、女性の場合は、化粧と同様に服装に関しても派手になり過ぎないことに注意した方が良いです。
女性はお洒落な方が多いですから、服装も一工夫したい気持ちは分かりますが、あくまで指導がメインですから少し控えめなくらいが丁度良いと思われます。
さゆり先生
初めての指導や2回目以降の指導の身だしなみは?
ピアスや香水をつけても大丈夫ですか?といった質問をよく見かけますが、おすすめしません。
大手の予備校の先生の中にはサングラスをしたまま指導をする様な個性的な方がおられますが、真似をして個性をアピールすると痛い目に遭います。
指導の際にピアスを着けて個性をアピールする必要はありません。そのようなことをすれば解約される可能性が高くなるなど良いことはありません。
香水はつけても良いですが、つけすぎてきつい匂いにならないように気をつけましょう。
髪型・髪色はなんでも大丈夫?
自分の子供を担当してもらう先生が派手な金髪だとしたらいかがでしょうか?
私でしたら多少指導力のある先生でも解約します。どうしても軽く、チャラチャラした印象が拭い切れず不安を感じてしまうからです。
私と同意見の方も少なくないと思いますので、髪を染めたいのであれば、ダーク系のブラウン程度に抑えた方が良いでしょう。
もちろん奇抜な髪色などを批判するという気持ちはありませんが、物事にはTPOというものがあるということをしっかり覚えておきましょう。
おしゃれもしたいんですが?
ヘアカラーは問題ありませんね。では髪型はどうでしょうか?
先生とはいえ大学生ならおしゃれもしたいですよね。今時丸刈りおかっぱ頭を求める親御さんはまずいないでしょう…。
常識の範囲内で、なおかつ清潔感のある爽やかな髪型であれば問題ないでしょう。
たとえ黒髪でも顔が見えない、あまりにボサボサ、ベトベト、暗くて不潔な印象を与える髪型は絶対にいけません。また、人によってはモヒカンやドレッドヘアーなどは綺麗に手入れをしていても印象が悪いかもしれません。
親御さんはあなたよりも目上です。場合によればあなたの親御さんと年齢が近いかもしれないでしょう。細かいことは気にしないタイプかもしれませんが、身だしなみを厳しくチェックするタイプの人かもしれません。
どんな人か分かりませんし、わざわざつまらないリスクを冒すのはバカバカしいですね。
さゆり先生
どんな化粧したらいいの?
初対面の人が第一印象を受けるのに最も大きく関わってくるのが顔になります。そして女性にとって重要になってくるのがリクルートメイクの仕方です。
一概にメイクといっても、メイクの仕方によって第一印象の善し悪しが大きく左右されることになります。ではここで家庭教師にふさわしいリクルートメイクについてご説明させていただきます。
リクルートメイクとは
リクルートメイクはナチュラルが第一になります。
ファンデーションは厚ぼったくならないようにしましょう。ファンデーションを厚く塗りすぎているとそれだけで化粧が濃いというイメージになってしまうので注意が必要です。
またファンデーションを厚塗りしすぎると、自分自身をガードしている印象になりますので、家庭教師には不向きですよね。そこで厚塗りに見えず、肌のトラブルもしっかりとカバーしてくれるファンデーションの仕方をお伝えいたします。
家庭教師にぴったりなメイクの方法
- 初めに目の周りのどんよりとした茶色のくすみはオレンジ色のコンシーラーでパッと目元を明るくトーンアップしましょう。
- 次にリキッドファンデーションを薄く薄く、顔の内側から外側に向かってスポンジや指の腹を使って伸ばしていきます。
- 最後にパウダータイプのファンデーションをブラシで顔全体に塗りましょう。
- リキッドファンデーションを塗っているので肌トラブルも目立たなくなり、そして薄く塗ることやパウダータイプのファンデーションを使うことによってふんわりと優しい印象にお肌を作り上げてくれます。
次に重要なのが眉毛です。
化粧をする上で眉毛を描くのが苦手とする女性も多いはずですが、面接の時や生徒さんの家庭へ訪問する際に、その為に頼りがいがないような細い眉毛ではなく、安定したある程度の太さのある、角のあまりない眉毛が理想です。
さゆり先生
慣れるまでは難しいですが、それだけ眉毛は大切なパーツになりますので頑張って下さいね。
そして最後に目元です。面接の時など目と目を合わせて話すこともありますよね。
目元が真っ黒、バサバサとした付けまつげを付けていってはNGです!
目元もナチュラルにイキイキとした印象を持ってもらえるようにアイメイクをしましょう!
アイシャドウは肌馴染みの良いライトブラウンを使い、付けまつげは付けずに自まつげをビューラーでクルンとカールをつけ、薄くマスカラを塗り、明るい印象に。必要以上に長いアイラインは必要ないです。
そして残りのパーツは頬と口元になります。メイクで血色を出すことによって明るく元気なイメージを持ってもらえます。頬にはチークをブラシでふんわりとほほ骨あたりにつけましょう。
チークをすることによって健康的な明るい顔へとなります。ここでチークを濃く塗りすぎないように注意をしましょう!
さゆり先生
口紅の色選びは難しいですが、肌馴染みの良いコーラルピンクをオススメいたします!
リクルートメイクの口紅はラメなどが入っていないタイプを選びます。そしてリップグロスをつけすぎてしまうと唇だけを強調しすぎてしまうため潤いを出す程度にしておきましょう。
メイクをする上でとても大切なことになりますが、面接や初めての家庭訪問をしてのお仕事はとても緊張すると思います。しかし顔の筋肉がこわばっていては、マイナスのイメージになってしまうので、メイクをする際に鏡に向かってニコッと表情筋を動かして、表情を豊かにする準備体操も忘れずに、頑張って下さいね!
いざ出陣!服装最終チェックシート
「人間中身が大事」「見た目で判断するな」とは言いますが、中身を知るには時間がかかります。
特にあなたはこれからアルバイトとはいえ、勤務時間中は生徒である子供とその親御さんから「先生」と呼ばれる立場になります。身だしなみを気遣う事にこしたことはありません。
ここで好印象を与える身だしなみのポイントをおさらいしながら、最終チェックをしましょう。
- 香水をつけすぎない。
- 綺麗な靴下を着用している。
- 汚れた靴は履いていかない。
- アクセサリーは身に付けていない、または控えめな物。
- 社会人ならスーツ、学生ならジャケットの着用が理想的。
- 清潔感のある髪型だ。奇抜なヘアスタイル、ヘアカラーではない。
- 化粧やネイルは控えめだ。つけまつげや不自然なカラーコンタクトはしていない。
さゆり先生
太田