家庭教師アルバイトやってみたい!でも、家庭教師の研修って何?
こんな風な不安を感じていませんか?確かに教師と名前がついていますから、そう思うのも当然だと思います。
研修のイメージは、大学生の教育実習のようなものと思われる方もいらっしゃいますが、実際にはかなり違います。
そこで今回は、実際に家庭教師センターで研修を行っている教務課の方にリアルな内容をお聞きしました。
ほとんどの方は家庭教師センターに教師として登録することでしょう。現地(会社で行う場合)であれば登録会に参加することになります。
その登録会が研修とほぼ同じ意味で行われている会社も多くあります。
家庭教師センターで行う研修の流れ
ほとんどの方は家庭教師センターに教師として登録することでしょう。現地(会社で行う場合)であれば登録会に参加することになります。
その登録会が研修とほぼ同じ意味で行われている会社も多くあります。
初めに研修の流れを説明させていただき、そのあと担当者の方からお聞きした採用ポイントを解説させていただきます。自己PRについて早く読みたい!という方は下の方へスクロールお願いします。
まずは面接を行う
ほとんどの家庭教師の会社では、面接と研修を兼ねて行う企業が多いです。
面接では、主にプロフィールの作成やヒアリング、会社によっては簡単なテストを行うところもあります。ここで重要なのはヒアリング項目です。
ここでは、コミュニケーション能力を量ったり、色んなことを聞かれます。他にも留学や下宿、就職活動や大学院進学についてもお話します。長期的な目線での採用を望んでいる企業にとっては、一番ネックな部分になるのでそれによって不採用となる場合もあります。結局は家庭教師をするお客様のニーズに合わせた講師を望んでいますので、そこにどれだけ合せられるかが重要です。
ただ、採用方法として短期で臨時案件の紹介などもありますので短期は絶対に不可というわけではないので、まずは面接からでも受けることが大事です。
案件内容の確認・紹介
研修では案件内容の確認も行われます。面接の結果採用となった場合、案件の紹介が行われます。
指導先の生徒の学年や指導教科、時給、目標に向けての対策、保護者、兄弟の有無、指導場所。その他にも確認される内容はありますが、大事な部分でいうと上記の内容がほとんどです。
特に場所や時給についてはしっかりと聞いて確認した方良いです。平均して家庭教師では片道30分ぐらいの案件が多いのでこの基準で想定しておきましょう。
時給相場は未経験からで1200円ぐらいから経験者で2500円ぐらいだと思われます。それに加えて、週の指導回数や時間が伝えられます。だいたい一件に対して、週1、2回の90分の授業が多いです。
家庭教師アルバイトを行う上での注意点
案件についてだいたい説明が終わった状態で、指導や家庭教師のアルバイトを行う上での注意点など専門的な研修がおこなわれます。
イメージでは指導方法や教科によってのポイントなどを中心におこなっていくと思われがちです(もちろんその内容もおこないます)が、まずはアルバイトとしてのマナーや注意点を理解するための説明から始まります。
主にご家庭さんに対しての言葉づかいや報告書などの日報の作成方法。生徒に対する宿題の出し方などの説明がだいたいの会社で行われます。あとは、日程の調整に対しての注意点や保護者とのやり取りの中での注意点など様々です。
指導のポイントを教わる
指導にあたって良い家庭教師になるためのポイント・コツをレクチャーされます。良いというのは単純に知識量だけでは補えないので、指導の中身ももちろんですがコミュニケーションや講師として振舞い方なども教えてもらえます。
中には指導のレクチャーもしてくれない会社もあるみたいなので注意しましょう。
あとは、実際のところは指導に行って経験しないと学べないことのほうが多いので、最低限のポイントだけ掴むのがおススメです。
受験のことや、入試制度、保護者との関わり方、子供にしてはいけない教え方、は最低限学ぶのに必要だと思います。
教科ごとのポイントも教わる
教科によっても教え方のポイントがあり、国語は文法・漢字・読解・古典。数学は幾何学・代数。英語は文法・単語。理科は化学・生物・物理・地学。社会は歴史・地理・公民。
といった具合に担当する生徒に合わせてこの中からレクチャーされます。
主に、その担当の生徒のメインで教える担当教科の内容を振り返るといった形です。高校生になると科目が増えるので上記よりもより多くなります。
研修・面接にかかる時間
集団研修や個別研修など、会社によっては様々ですが基本は一日で完了するところが多いようです。
それに加えて、研修内容も時間の兼ね合いもあり、具体的とはいえないものになってしまう事もあるようです。
ただ、最低限のところまではしっかり教えてくれる会社の方が多いみたいなので、上記を踏まえたうえで会社選びをすることをおススメします。
人事担当者はあなたの自己PRのココを見ている
実際に人事や研修を担当されている方に履歴書のチェックポイントや、面接での受け答え・自己PRについてどのように採用基準を設けているのかお話を聞いてみました。
インタビューを受けて頂いたのは大阪府の家庭教師センターで教務課として長年勤務されているEさんです。
さゆり先生
履歴書、または登録書の中身をきちんと書くという事です。
履歴書などはその人の印象が決定してしまうポイントになるので、字が汚すぎる、内容が簡潔すぎるなどがある場合、書類選考で不採用もあり得ます。
他には学力ですね。会社によってテストを行うところもありますが、今はほとんど行わないようです。
基本的に生徒が中学生までであれば、全教科理解できていないといった事が無い限り採用されないわけではないですが、時給が下がってしまったりすることはあったりします。
最後にコミュニケーション能力です。笑顔や答え方などでも採用、不採用に関係してきます。また、質問は多い方がいいです。
家庭教師というバイトはしっかりしてるかということや真摯さが求められるので、できる限り自己都合がないようにするのがコツです。
さゆり先生
- 指導経験があるか(仕事での経験以外でもOK)
- 現在のアルバイト状況(家庭教師は日程など細かくチェックしないといけないので、他のバイト状況もチェック)
- 長期か短期か(今後受け持つ上で、生徒によって変わる可能性があるため)
- 指導科目で得意、苦手が何か
- 学歴
は基本事項でほとんどの会社で聞かれると思います。
さゆり先生
簡潔なほうがいいですね。長すぎてもわかりにくくなるので、どういう意識でやりたいかぐらいをPRできたら十分です。
さゆり先生
経験があるなど家庭教師に関係しているキーワードは基本ポイント高いです。
お金以外の目的、やりがいを感じれるから働けるといった学生の方もいいと思います。
他にも長期的にやってくれる子。曜日の融通が効くとか。家庭教師をメインのバイトにしているなどはポイント高いです。
さゆり先生
実家の住所を教えれないとか、勤務曜日が毎回変わるなど、非常識な発言や自己都合でしか話が出来ない講師は採用を見送る場合があります。
さゆり先生
学歴はある程度あれば。医学部生は6年あるので、長く働ける確立が高いので嬉しいです。出勤が多ければ曜日の融通が効くので頼もしいです。原付や車持ちの方は基本採用します。移動範囲も広いですし、交通費も電車より安いので、高い時給で案件紹介もできるので、スムーズです。
さゆり先生
人間性は必要なお仕事なので、その人の人柄は重要です。あとは、会話上手な人。友達多い先生などですね。
さゆり先生
教員に将来なりたくて、時給はいくらでもいいから家庭教師をしたいと言ってくれた子が印象的でした。
教務課のEさんありがとうございました。
家庭教師の経験があると採用へ近づくことはあるようですが、未経験でも時間にゆとりがあったり、移動手段を持っているとよさそうな感じですね。最終的には人柄・個性などが重視されていることもありますので緊張せずに自分をアピールできれば家庭教師としてデビューできますよ!