苦手科目を克服する指導術。得意科目を伸ばしてモチベーションアップ

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家庭教師として授業を行っていると、必ずと言っていいほど生徒には、苦手科目があります。

そんな時、あなたはどのように指導しますか?
苦手科目の中の弱点補強をしますか。
それとも、得意科目から指導しますか。

お勧めの指導法としては、生徒の得意科目を指導することです。
得意科目から指導することによって、生徒自身のモチベーションが上がるからです。その結果、苦手科目を行う際の良いスタートが切れるのです。

では、具体的にどのように得意科目を伸ばしていくことができるでしょうか。
順を追って考えてみましょう。

STEP0:得意科目を伸ばすと自信がつく

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生徒に自信を付けさせる。ということが苦手科目の克服に大きく影響します。もちろん総合的な成績アップに繋がることは言うまでもありません。

家庭教師を依頼する家庭の生徒は、少なからず勉強に対して苦手意識を持っています。自分は勉強ができない、テストを受けるのが嫌だと思ってしまうのです。
しかしそんな生徒にも、得意科目があるはずです。他の人と比べての得意科目と言う意味ではありません。

その生徒自身の得意科目を見つけて、伸ばしてあげるのです。

そうすると、勉強に対して苦手意識を持っていた生徒に自信が生まれます。自分でも勉強ができる、少なくとも得意科目は点数が取れると思えるようになるのです。

こうなると、生徒は学校の授業にも以前より積極的に取り組むようになるでしょう。もちろん家庭教師として行う授業に対してもです。自分で行う自習にもしっかりと取り組むことでしょう。

生徒の得意科目を伸ばして自信をつけさせることはとても大切です。

STEP1:興味のある勉強から始める

あなたが受け持っている生徒はどんなことに興味がありますか。
もしくはどんな科目や分野に興味があるでしょうか。

生徒自身が興味を持てる分野から、勉強するためにも生徒の興味は知っておく必要があります。

当然のことですが、生徒は興味を持つことができる科目だと、集中して勉強することができます。一方で、興味がなければ、全くと言って良いほど集中することができません。

あなたの家庭教師としての目標は何でしょうか。それは、勉強に対してやる気を起こさせることです。
やる気を持てるように、興味を持てる分野から勉強させる必要があるのです。

STEP2:苦手科目は後回しでOK

得意科目を先にやると、どうしても次のような不安が出てくることでしょう。

生徒の苦手科目は後回しで良いのか?

確かに定期テストがあるので、その点は気がかりですね。しかし考えてみて下さい。
苦手意識を持ちながら勉強することと、一つでも得意教科がある状態とででは、どちらが生徒のモチベーションが高いと思いますか?

もちろん後者ですね。

ですから、まず苦手科目は後回しにしましょう。その上で、定期テスト対策は次のようにしたいと思います。

普段の授業では、生徒自身の得意科目をメインに勉強し、モチベーションの向上と維持を心がける。

定期テストの二週間前には、不得意科目も加えて勉強。得意科目で得たモチベーションを駆使して乗り切りましょう。

こうすることで、生徒は不得意科目であっても、ある程度の点数を取ることができるようになるでしょう。

あなたが教師として計画的に授業を行うことで、生徒自身の成績も向上していくのです。

STEP3:得意科目は極めるまでやる

STEP1を効率よく行う為には、得意科目を限りなく極めるまでやるということです。

生徒自身には得意科目があります。できれば、その得意分野を最大限に伸ばしたいです。

そして自分には、得意分野、科目があるんだと生徒に自信を持ってほしいと思います。
そのためには、得意科目を極めるまで勉強することが必要なのです。

しかしどの程度まで勉強する必要があるのでしょうか。極めるといっても、中学生が高校生の範囲まで勉強する必要はありません。むしろ今まで勉強した範囲で極めれば良いのです。

例えば中学二年生で英語が得意科目あれば、中学一年生から今までの範囲で英語を完璧にすれば良いのです。

そうすれば、他の教科への影響も最小限にできまし、何よりも、生徒自身の今後のモチベーションにも繋がることでしょう。

一度得意科目を伸ばしてしまえば、家庭教師であるあなたが何も言わなくても、生徒自身がどんどん勉強していくからです。
ですからぜひ生徒の得意科目の伸ばして上げ、それを極めるまでサポートしてあげましょう。

今回の方法に沿って授業を行えば、あなたは生徒の得意科目を伸ばすことができます。

まとめ

☆得意科目を伸ばすことによって、生徒に自信がつき、結果として勉強に対するモチベーションを上げることになる。

☆そうなれば他の教科、苦手科目であったとしても、生徒自身が自然に取り組むことができるようになる。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

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