家庭教師をするからにはもちろん「生徒に上手に教えたい」と思いますよね。
しかし、それが中々難しいものです。ではどうしたら良いでしょうか。
実践で働く経験者から学んでみましょう。
初めて家庭教師をする方へ
初めて家庭教師をする時は、とても緊張するものです。しかし教え方を知っていれば、緊張感を和らげることができます。
家庭教師の先輩たちは、どのように生徒に対して教えているのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
先輩たちの工夫を見てみよう
教えている内容はどの教師もほとんど、いえ全く変わりません。しかし経験がある教師は、その教え方がとても効果的なのです。
どうしてだと思いますか。それは先輩たちが、教え方を工夫しているからです。
では具体的に、どのように工夫しているのでしょうか。よく躓く「暗記の方法」と「応用問題」について見てみましょう。
暗記
暗記を生徒にさせるにしても、ただ暗記させるのでは、効果が表れにくいと言えます。そこで家庭教師のベテランたちは、図の描き方を教えること、語呂合わせをすることで、生徒の暗記力を高めているのです。
私の場合は、暗記することに関係する雑談をすることで、生徒の興味を引くようにしています。
忘れにくい語呂合わせで楽しく授業をするという方法もあります。こちらにピックアップしていますので参考にしてみてください。
絶対に忘れないインパクト大の歴史等年号の覚え方
年代別に語呂合わせをまとめた記事もありますので、音楽などを付けて勉強してみるのもおすすめです。
歴史の勉強に!語呂合わせ暗記マラソン1【縄文時代・弥生時代】約1万4先年前〜3世紀
応用
生徒のほとんどは応用問題が苦手です。ではどうすれば、生徒たちの応用問題へのハードルを下げることができるでしょうか。
一つの方法は、応用問題を分割して一緒に考えることです。例えば、数学の文章問題を分割して、結論に注目させます。生徒はまずこの答えを出せば良いんだなと感じます。
そうすることで、生徒は、少しずつ応用問題は考えていたよりも楽だと思うようになるのです。ですから、問題を少しずつ解かせる、少しずつ解説するように努力しましょう。
学年別教え方のコツ
次に学年別に、どのような教え方をしたら良いかを考えてみましょう。
小学生
小学生は集中力が持たない生徒が多いです。そのため、少し余分に雑談をする時間を取りましょう。できれば、勉強することに関係する内容を話すことで、勉強への意欲を高めたいと思います。
中学生
中学生は、高校受験が控えています。しかし中学二年生までは受験に対する意識がとても低い生徒が多いです。ですから、事あるごとに定期テストの大切さや受験の心構えを言うようにしましょう。
また教える時には、「ここさえ押さえれば点数が上がる!」とか「この問題のコツはね」というように、生徒のやる気を出させるように工夫したいですね。
高校生
高校生の勉強で難しいことが、問題の解説を読んでも意味が分からないと感じる生徒が多いことです。つまり、生徒が自分で勉強を進めることが難しいのです。
例えば数学の問題の解説を読んでいる時、生徒がこう言います。「先生。この式変形の流れが分かりません・・・。」解説を簡略化しているため、式と式の間の変化が分かりづらいのです。
ですから、私たち教師はその間を説明することで、生徒が自分で勉強できるような環境を整えてあげることができるのです。
科目別教え方のコツ
次に科目別の大まかな教え方のコツを考えます。
国語
国語が苦手な生徒は、記述問題などを自分で一から考えなくてはいけないと思っています。そのため生徒にとっては、記述問題を解くことが不安に思えてしまうのです。
ですから私は、国語は答えが絶対に文章にある。その答えをある程度コピーしたら大丈夫と教えます。そうすると、生徒は肩の力を抜いて問題を解くことができるようになるのです。
数学
数学は基本問題の徹底です。数学が苦手な生徒は、計算のスピードが遅い傾向があります。ですから数学を教える時は、基本問題を練習させることで、生徒の計算力を上げるようにしましょう。
理科
理科は問題のパターンが決まっています。生徒の理解度を確かめるために、演習問題をしっかりと行うようにしましょう。そうすることで、自然に理科の実力がついていきます。
社会
社会は語句だけでなく、歴史などの流れを覚えるようにしましょう。できるだけまとめて暗記するようにするためです。そうすることで、一つ一つ覚えるよりも効果的に暗記することができるようになります。
また、それは覚えたことを忘れないようにする効果もあります。なるべく一単元をまとめて覚えるように指導したいですね。
英語
英語は文法と単語に注意です。特に文法は、生徒がどこの範囲まで理解できているかをチェックするようにしましょう。そうしないと生徒の英語力が伸びないですし、何といっても英語は蓄積が大事な教科だからです。
文法をある程度、理解できたなら、次は単語です。できるなら一日10個ずつなど目標を決めて覚えるように促しましょう。そうすることで、みるみる生徒の単語力が伸びていきます。
結果として、生徒が楽に英語の問題を解くことができるようになるのです。
今回考えたように、家庭教師の教え方のコツはたくさんあります。ぜひこれらを参考にして、あなたも上手な教え方を身に着けていって下さいね。
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