何度説明しても分かってくれない!生徒の理解力に合わせた会話術

生徒と話が合わない

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しっかり指導をしているつもりなのに、生徒の理解度がイマイチで困っているというあなた。
もしかすると、生徒の理解力に合わせた指導ができていないのかもしれません。

生徒は思わぬところでつまずいている

高い学力のある家庭教師が教えれば、その指導を受けた生徒は成績がグングン伸びると考えられがちです。

しかし、実際はそうとは限りません。
なぜなら、生徒は家庭教師が話す言葉を全て理解しているとは限らないからです。

家庭教師からすると「こんな簡単な知識、知っていて当たり前だろう。」と思うようなことであっても、
生徒は意外と知らなかったりもするものなのです。

理解不十分は、自信喪失につながる恐れもあり

例えば、小学校で習う算数が十分解けない生徒に対して、
家庭教師が数学の専門用語を織り混ぜた指導したらどうなるでしょうか。

おそらく、その生徒は家庭教師から教わる内容を十分理解できないばかりか
自信を失ってしまうことでしょう

家庭教師が当たり前のように知っている知識であっても、それは生徒が知っているとは限りません。

理解が十分でないまま一方的に指導を進められてしまえば、
生徒は「あの家庭教師の先生、何を言っているか分からないよ・・・。」
と感じてしまうことでしょう。

さらに、「僕はやっぱり勉強に向いていないのかなあ・・・。」という風に、
自信までなくしてしまいかねません。

家庭教師の話している内容が生徒の理解力を超えていると、
いくら教えても問題が解けるようにならないという悪循環を引き起こしてしまいます。

生徒のレベルに合わせた指導が有効

では、そのような悪循環を避けるためには、家庭教師はどのようなことを意識して生徒を教えればよいのでしょうか。

それは、生徒のレベルに合わせた教え方を意識することだと思います。
あなたが「高校生だから○○くらい知っているだろう。」
「中学生なら○○くらいの知識はあるだろう。」などと勝手に判断しないことです。

もしあなたが教えている生徒が中学生であっても、小学生で習うところでつまづいてしまっているならば、
小学生でも分かる言葉で丁寧に根気よく教える方が望ましいと思います。

以上のように、生徒が理解していないのに家庭教師が一方的に自分の知っている知識を次々教えても、
効率が良い指導にはつながらないと思います。

まずは生徒の理解力を知ろう

生徒に合わせた教え方をするためには、生徒の理解力を知ることが大切です。特に生徒の読解力がどれくらいのレベルにあるのかを探りましょう。

読解力はとても大切です。読解力が不足していると、どの教科であっても適切に問題に答えることが難しいからです。ではどのように読解力のレベルを判断することができるでしょうか?

まずどの教科でも良いので一緒に問題を読みましょう。問題を読んでから「この問題の言ってること分かる?」と聞いてあげて下さい。何かしらの反応が必ずあるはずです。

ただし注意も必要です。あまりにもこの質問を使い過ぎると生徒が自信を無くしてしまう可能性があるからです。

そのため、私は生徒が「よく分かりません。」と反応した後で、必ずフォローのコメントをするようにしています。
例えば、「この表現は難しいからね。でもよくテストに出てくるから覚えておこう。この意味は……」というようにコメントします。

このように最初は、多くの問題の意味について解説してあげなければならないかもしれません。しかしそれを続けていくと、少しずつ生徒の読解力・理解力が伸びてくるのです。このように生徒の理解力を判断しそれにあわせた指導を心がけてみてください。

家庭教師は生徒の理解力をあらかじめ把握した上で、生徒の立場に立ち、
丁寧に根気よく教える意識を持つことが大切です。

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