我慢できない!どうしても家庭教師を辞めたくなる理由ワースト5

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家庭教師をやり始める人がいれば、辞めてしまう人もいます。いざ指導をスタートしてみると、「こんなはずじゃなかった・・・」と思い悩んでしまうケースも少なくありません。
一体、家庭教師を辞める人は、どのような理由で辞めてしまうのでしょうか?今回はその理由ワースト5を紹介したいと思います。

個別指導塾の方が…

家庭教師を辞めてしまう理由のひとつは、個別指導塾の方が合っていると感じたという理由です。

個別指導塾の講師は、1~3人ほどの少人数を対象に生徒に勉強を教えるという点では家庭教師と似ています。集団授業とは違って、問題を解かせながら生徒ひとりひとりの解答に丸付けをしたり解説したりする仕事の進め方も、ほぼ同じです。

時給面で言えば、家庭教師の方が個別指導塾の講師よりも若干高めに設定されていることが多いです。それにも関わらず家庭教師を辞めて個別指導塾に移る理由はどんな事情があるのでしょうか?

そのひとつは、家庭教師の場合、直接生徒の自宅を訪問することがプレッシャーに感じてしまうという事情です。
生徒の自宅では生徒だけでなく保護者ともうまくコミュニケーションを図っていかねばなりません。そういったことが人によっては負担に感じてしまうというわけです。

また、家庭教師の場合、生徒が学校の部活動などの都合で、日程を突然キャンセルといった事情もあるようです。そうなると、家庭教師の仕事をするためにせっかく時間を空けていたのが無駄になったと感じてしまうわけです。

いろいろな事情はあるものの、家庭教師の方が向いていると感じる人も、もちろんたくさんいます。
家庭教師として教える場合、生徒や保護者の都合や要望ありきということをあらかじめ認識しておくことで、ミスマッチが少なくなるといえるかもしれません。

勤務地が遠い

せっかく家庭教師として指導がスタートしても、勤務地が遠すぎるという理由で辞めてしまう人も少なからずいるようです。
というのは、生徒の自宅は駅の近くだと限らないからです。電車とバスを何本も乗り換える必要があったり、駅から徒歩で数10分歩かねばならないといったケースも中にはあります。そうなると、勉強を教えること自体に問題がなくても、長い移動時間が負担になってしまうというわけです。

ただ、生徒の自宅までの移動時間については、家庭教師を引き受ける前に、交通アクセスをあらかじめ調べておくことで事前に把握することができます。基本的に家庭教師派遣会社など家庭教師を斡旋している組織は、家庭教師にとって通いやすい家庭を案内します。
ただ、例外もときにはあります。ですから家庭教師は、案件を引き受ける前に生徒宅への移動が負担にならないか考えておくのがよいでしょう。

生徒の成績が上がらない

家庭教師として懸命に指導をしていても、なかなか生徒の成績が上がらなくて家庭教師を辞めてしまう人もいるようです。

家庭教師に期待されていることは、基本的には生徒の成績を上げることです。ですから、その気持ちも分からなくはありません。なぜなら、生徒の成績が上がらなければ、自分の指導力に問題があるのではと思い悩むことは仕方のないことだからです。

ただ、生徒の成績が上がらないのは家庭教師に原因があるとは限りません。生徒はそれぞれ学習能力が違っていますし、家庭教師に意欲があってもそれに応えてくれない生徒もいます。
また、短期で成績が伸びる生徒もいれば、成果として反映するまで時間がかかる生徒もいます。ですから、すぐに成績が上がらないからといって、必ずしも悲観する必要はないと思います。

友達ができない

通常、家庭教師は勤務中に生徒または保護者にしか会いません。家庭教師が指導を行う際には派遣会社の事務所に立ち寄らず、自宅から直接生徒宅に向かうケースがほとんどであるため同僚に会うこともありません。

確かに家庭教師は時給が比較的高額ですし、やりがいを感じやすい仕事です。しかし、せっかくバイトをするならお金を稼ぐだけではなく友達も作りたいという方には不満がたまりやすい環境であり、辞める原因になる場合もあります。

先ほど『生徒の成績が上がらない』を辞める理由の一つに挙げましたが、そのような悩みを抱えていても相談できる同僚が少ないということも関連していると思われます。

自分に合わない生徒がいる

家庭教師も一人の人間ですから合う人合わない人がいることはごく普通のことですが、ご家庭からお月謝をいただいている以上、多少ウマが合わない場合でも相手に合わす努力は必要だと思います。

しかしものには限度があります。こちらがいくら努力しても、話すら聞いてもらえず全く授業にならない生徒、指導開始直前になって平気で何回もキャンセルの連絡をしてくる生徒、世間には常識では考えられない様な生徒がいることも事実です。これらの生徒に遭遇した場合、家庭教師を辞めたくなるのは当然でしょう。

このような場合は保護者の方や派遣会社に相談してみましょう。通常、派遣会社は生徒宅が教師交代の申し出をしない限り教師を変えることはありませんが、状況がひどい場合には教師交代の相談に乗ってくれる場合があります。

このような事態を防ぐには?

以上の5項目が、家庭教師を辞めていく人の、辞める理由ベスト5です。それぞれの事情を見てみると、家庭教師の仕事を引き受ける前に、条件についてしっかり確認していなかったという事情が見え隠れします。

例えば勤務地が遠くて辞めてしまった場合、派遣会社との打ち合わせ時に生徒宅の所在地、移動手段や時間をきちんと確認していればその時点で指導を断ることができたと思います。

案件を引き受けるか決める前に、慎重に調べておけばミスマッチが免れていただろうケースも多いです。

それでもやめたい場合には?

しかしいくら前もって念入りに確認をとったとしても実際やってみないと分からないことがあるのも事実です。事前に生徒の成績表を確認し、その子の理解状況を把握することはできますが、一緒に勉強をしてみて成績が上がるか否かは実際に指導を行ってみないと分かりません。

ミスマッチを完全に予防することは不可能ですのでやめたくなる場合も出てきます。そのような場合にはやめる最低でも1ヶ月、できれば2,3ヶ月前にやめる旨を派遣会社に伝えましょう。派遣会社が代わりの先生を探すためにある程度の時間が必要だからです。

ただ一つ知っていただきたいのは、現在の派遣会社を辞めて他社の派遣会社と契約し直したとしても、生徒の成績が上がらないことや自分に合わない生徒と遭遇する可能性は高いということです。

もしあなたが家庭教師という仕事に魅力を感じており今後も何らかの形で続けていきたいとお考えでしたら、それらの状況を上手く対処するという技能も身に付ける必要があるでしょう。対処するための技能を身に付けるには指導の経験が一番効果的ですので、指導に慣れるということも大切だと思います。

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