今日は「古墳・飛鳥時代」の重要な制度(氏姓制度など)や出来事の暗記をよりスムーズにする語呂合わせを詳しく紹介したいと思います。
「日本」が誕生した時代です。語呂合わせなら難しい歴史の問題も楽しく覚える事が出来ますね!
まずは古墳・飛鳥時代の背景を知ろう
3世紀中頃から7世紀頃までの古墳の建築が盛んだった時代を古墳時代。592年から710年まで続いた、「倭国」から「日本」へ国号を変えたとされている時代が飛鳥時代となります。
古墳時代の後期は飛鳥時代の初期と重なっています。
国が豪族により統一されていった時代です。古墳以外にも氏、制度、身分など政治に纏わる名称を覚える必要があります。
また、聖徳太子が摂政となり重要な制度や改革がありました。年号と事象の暗記は必須でしょう。
暗記マラソンスタート!古墳・飛鳥語呂合わせ一覧
色々な語呂合わせをテンポよく覚えていこう!独自のリズムに乗せれば更に覚えやすくなるかも!?
「豪族はみんな姿勢(しせい)がいい」
ヤマト政権の豪族の身分支配の仕組み“氏姓制度”
「蘇我君TVでてるらしいよ」「おおー見たい」
蘇我氏=大臣(当時の最高官職)
「おおっと、もののけがでた!戦いじゃ」
大伴氏、物部氏=大連(王権の軍事を束ねる役割)
「オジがリコンだ、びょうよみだ」
誉田御廟山古墳(こんだごびょうやまこふん)・応神天皇陵)
「借地(391)争い、好太王に負ける」
391年:日本が朝鮮半島に出兵。高句麗・好太王に敗れる。
「そうです、よの名(478)は倭王武」
478年:倭王武が宋に上表文を送る。
「国民(593)期待の星、聖徳太子が摂政に」
593年:聖徳太子(厩戸皇子・うまやとのおうじ)が推古天皇の摂政になる。
「群れが見(603)つめる、12の冠」
603年:聖徳太子が冠位十二階を制する定。役人の位を12階級に分け、色も分け与えた。
「群れよ(604)心得よ、憲法十七条」
604年:聖徳太子が17条の憲法(十七条憲法・憲法十七条)を制定。役人の心得を記す。
「群れな(607)す妹子たち、隋へ行く」
607年:聖徳太子により小野妹子らが遣隋使として隋に派遣される。
「蘇我氏は針のむしろ(646)、大化の改新」
646年:大化の改新によって蘇我氏が滅ぶ。
「無惨(663)に白旗振る大和朝廷」
663年:大和朝廷の軍が白村江の戦い(はくすきのえのたたかい)で敗れる。
「胸に(672)短剣。壬申の乱」
672年:壬申(じんしん)の乱。皇位継承をめぐり、大海人皇子(おおあまのおうじ)と大友皇子(おおとものおうじ)の争い。大海人皇子が勝ち、その後“天武天皇”となる。
「なれい(701)い国へ、大宝律令」
701年:藤原不比等らが唐の統治制度を参考に作った日本史上最初の本格的律令法典「大宝律令」を完成させる。
「なれ初(708)の通貨、和同開珎」
708年:日本で最初めての流通貨幣「和同開珎」が発行される。
Pick Up!古墳・飛鳥の重要な事柄の語呂合わせ
テストや受験でよく出題されるポイントや覚えておくべき大きな事柄をピックアップしました。
摂政(せっしょう)とは君主に変わって任務を行う役職の事です。日本で初めて摂政となった人物が聖徳太子です。
ちなみ聖徳太子の叔母である推古天皇は日本で初めての女性天皇です。
大陸の冠位制度を参考に作られた、日本で初めての冠位制度。“大徳・小徳・大仁・小仁・大礼・小礼・大信・小信・大義・小義・大智・小智”能力さえあれば身分にかかわらず誰でも役人になること・昇格することのできる役人制度として作られました。
日本初の成文法(一定の手続きを踏まえて制定・文章の形をとっている法律)です。内容は現在の憲法とは違い、官僚や貴族のための心得です。
遣隋使は隋の政治や学問を学ぶためだけでなく、対等な外交関係を築くためとも考えられています。
「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無きや」と国書に記したため煬帝を怒らせました。
ココさえ押さえれば完璧!?古墳・飛鳥時代のポイント
それまでの世襲制ではなく、功績次第で昇進できる冠位十二階を制定したことで、皇族側に忠実な役人を増やしました。また、十七条憲法では官僚や豪族らにたいして皇族を敬うよう定めました。
このことで地方の豪族中心の政治から、天皇中心の政治へと移り変わりました。天皇の土地を農民に貸し出し、年貢を納めるように定めた「班田収授の法」は大化の改新でうまれました。
大友皇子は自害、大海人皇子が天武天皇として翌年即位しました。
当時は同母兄弟相続が慣例だったものの、天智天皇は父子直系相続に皇位継承方法を変えるとし、大海人皇子が出家するなどの時代背景や流れを把握するのがお勧めです!
古墳・飛鳥時代のまとめ
古墳・飛鳥時代に興味のない子供にとって、年号や制度、事柄を記憶するのは簡単なことではありません。ただ教科書や参考書を読むだけではなかなか頭の中に入らないでしょう。
そういう時は語呂合わせを使用して少しでも楽しく進めるといいでしょう。
日常的に語呂合わせで学ぶ事も出来る、歴史アプリや動画などもたくさん発表されています。オリジナルの語呂合わせを考えたり、面白い語呂合わせを見つけて楽しむことが出来れば、きっと記憶に残るはずです。
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