中学生の子供に勉強をやる気にさせる方法ってある?自主的に勉強してもらう方法はコレ!!

中学生の子供に勉強をやる気にさせる方法ってある?自主的に勉強してもらう方法はコレ!!

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中学生の子を持つ親として、勉強に力を入れて欲しい気持ちってありますよね。なのに、学校から帰ってきた子供を見ていると、おやつを食べながらテレビを見ていたり、部屋に行って勉強していると思ったら友達とメッセージのやり取りをしていたり…。「いつになったら勉強するんだろう?」とイライラすることはありませんか?

思わず「勉強しなさい!」とか「いつになったら勉強するの?」と言ったら、「んー…」とやる気のない返事が返ってきたり、「うるさいな!」と反抗されたり。

そこで、中学生の子供をやる気にさせて、自主的に勉強してもらう方法をお伝えします。

なぜ中学生になったのにやる気がないの?

中学生になると、体つきも大人に近づいてきて、言うことも大人っぽくなって、ついつい勉強も自主的にやってくれるんじゃないかと思ってしまいますよね。でも、親であるあなたもそうだったでしょうか?

部活や友達付き合いなど、新しい環境で楽しいことが出てきた時、勉強と比較してどちらを優先したいかというと、楽しいことを優先したいと考えてしまうと思います。

さらに、中学生になって、新しい教科が増えたり、勉強が難しくなったりすると、授業についていくのも大変になり、苦手な教科はついていけなくなったりすることもあるでしょう。嫌になってくると「何のために勉強しなきゃいけないのかな?」と、気持ちも別の方向に行ってやる気も薄れるでしょう。

そんな時に、親がやる気を出させようとして「勉強しなさい!」と言うと、やる気どころか心のどこかにあった「勉強しなきゃ」という気持ちさえも無くなってしまいます。さらに、反抗期も重なると、気持ちも頑なになってしまいます。

中学生をやる気にさせる3つの方法

子供には、「勉強しなさい!」と言ってやらせるのではなく、自分からやる気になって欲しいですよね。たとえ命令口調で勉強させることができても、本人にやる気がないと一時的なものになってしまいます。では、どうすればいいのでしょうか。

目に見える結果やメリット、目標や達成感を共有しよう

部活は頑張った時の上達が見えやすいですし、友達付き合いも気持ちを込めたり時間を共有することで仲が深まるのがわかりやすいです。それに比べて、勉強は日々の結果が見えにくかったり、勉強できることでのメリットもわかりにくいですよね。勉強することによって得られる【目に見える結果】や【メリット】がわかることが必要です。

子供がイメージしやすいのは、身近な定期テストでしょう。定期テストで○点を取るというのは、目に見える結果です。

さらに、勉強ができることのメリットもイメージできるといいですね。「これぐらい勉強ができたら、○○高校に行けるかも!」というように、子供自身の目標が明確なら、それについての情報を集めて教えてあげるのがいいですが、今、やる気が出ていない子供でこのような明確な思いを持っているケースは少ないでしょう。

その場合は、親がメリットを作ってあげるのも一案です。○点取れたら、臨時お小遣いがもらえるとか、期間限定でゲームの時間を少し増やせるとか、ご家庭に合わせたメリットを検討してみてください。

定期テストだけに注目すると、期間が開いていて途中でだらけてしまうかもしれません。その場合は、ドリル等で小テストを用意したり、塾のテストや通信教材の課題提出などを利用するのもいいでしょう。

定期テストでここ一番の勝負だけよりも、こまめに小さな目標を達成して得られる達成感が日々のやる気に繋がります。

さゆり先生

そして、目標を達成した時はしっかりと褒めてあげましょう。このように、目標や達成感を共有することで親子の会話も増えますし、子供にとっても親が一緒に頑張ってくれている応援者ということが伝わりますね。

将来やりたいことの話を普段からしておこう

目標を定めたとしても、何のために勉強をするのかわからないと感じている子供にとっては、やる気に繋がりにくいかもしれません。

人生経験が豊富な親にしてみたら、コツコツ勉強を積み重ねることで受験が楽になったり、就職や仕事においても勉強はできるに越したことはないと知っていて、子供に将来、【役に立つから】と言いたくなるでしょう。でも、そんな【つぶしがきく状況】というのは、子供にとってイメージが湧かず、心に響きません。

やる気にさせるために、突然、将来の話をし始めても、「どうせ勉強させたいだけだろう」と思わせるだけになることもあります。

かといって、将来やりたいことがあるお子さんでも、普段から話をしていないと「将来のやりたいことのために…」と言っても素直に受け止められない場合もあるでしょう。また、【やりたいことには勉強は必要ない】と思っているお子さんもいるかもしれません。

普段からコミュニケーションを取り、いろんなことを話していることで、いざという時の声かけが勉強をさせるためではなく、心から応援していると感じてもらえます。

人は応援してくれる人がいると頑張ろうと思えますよね。さらに自分がやりたいことのためならなおさらです。普段から話をしていることで、子供がどんなことに目的意識を持つのかとか、どんなことに不安を感じやすいかなどもわかります。

そうすれば、やる気が削がれてきた時に、どのような声かけをすれば良いかもイメージしやすいですね。

あえて勉強しなさいとは一切言わないようにしよう

「勉強しなさい」という言葉は、親も本当は言いたくないですよね。やる気がない子供を見兼ねて言うけれど、たとえそれで勉強したとしてもすぐにしなくなったり、反抗してやらなかったりします。かといって、ほっとくとそのままずっと勉強しない子供もいるでしょう。

さゆり先生

そんな時は、声かけの仕方を変えてみましょう。

例えば、【宿題はどれくらい進んでいる?難しいところはある?】など、子供が勉強を意識していることを信じ、協力・応援しようと感じられる声かけを考えてみましょう。人は信頼されていると感じることで、その期待に応えたいと思います。また、心から相手を信頼することで、相手の成果が上がることが知られています。

そして、たまには「ゆっくり休んだら?」という反対の声かけもいいでしょう。子供にとって想定内の「勉強しなさい」を実際に言われると、「はいはい」ととりあえず従ったり、反射的に反抗したりします。

けれど、想定外のことを言われると、まずはそれに対してどう行動しようかと考え、自主的な行動に繋がります。さらに、休んだとしても、心身ともにリフレッシュできたり、「やらなきゃ」と思っていることをやらなかったことに対しての焦りもあるので、次のやる気を引き起こす効果もあります。

頑張っている子供にストレスを溜めさせない方法はある?

頑張っている子供を見ると、もっともっとと思ったり、何か協力できないかと思ったりすることでしょう。

その結果、親の思い通りにいかなくてイライラしたり、【こうしなさい】と押し付けたりして、子供のストレスを溜めてしまう可能性があります。

まずは親であるあなたがイライラしないこと

例えば、定期テストの結果が目標値に達してない時や勉強のペースが遅い時、「なんで思った通りにやってないんだろう、できないんだろう」とイライラすることがあるかもしれません。

ですが、期待した結果が出なくて一番ガッカリしているのは子供自身ですし、人それぞれのペースがあったりします。

親が「大丈夫」と思って安心させてあげたいですね。そのためには、やはり子供と目標などを共有し、状況に応じて見直せるこまめで小さな目標を持つことが大切です。

そして、結果が伴わなかったりしても、【できたこと】に注目して励ましてあげましょう。頑張った結果を認めてくれる人がいてこそ、次のやる気に繋がります。イライラの元になってしまう結果を防ぐために、達成できそうな目標値を一緒に考えるのも良いでしょう。

実は命令するのは親が一番頭を使わないダメな方法

親だからこそ、子供のことを思ってあれこれ考えてしまいますが、子供は親とは違う人格を持った人間です。その子に合った勉強方法があるでしょう。あなたに合った勉強方法が、子供に合うとは限らないのです。

こうしなさい、ああしなさいと言うのは、勉強方法を教えているようですが、親のやり方で命令しているだけです。自主性を促すには、自分で考えるような声かけが必要で、それは命令ではなく、状況に応じた質問です。

例えば、「寝る前に1時間勉強しなさい」という命令ではなく、「どうすれば勉強時間が取れる?」と質問すれば、子供は自分なりに考え始めます。いつどんな声をかけるかを考えるのは親も大変ですが、頭の使いどころです。頑張りましょう!

中学生の子供が我慢する環境をできるだけ作らない

子供は勉強することが仕事のようなものですが、整っていない環境での勉強は我慢を強いることになります。

例えば、勉強している隣で親やきょうだいがテレビを見ていたら、集中できないし、テレビを見たくなるでしょう。常に携帯電話が手元に置いてあって、友達からのメッセージが届いていたら見たくなるでしょう。

それを我慢させるのではなく、そのようにならない環境設定が大切です。

携帯電話やゲームは勉強場所には持ち込まない、勉強時間は集中を妨げるような音を出さないなど、家族全員の協力が必要です。家族の生活リズムやきょうだいの年齢差などで、環境作りが難しい場合もあるでしょう。そんな場合は、塾に通うことを検討されるのもいいのではないでしょうか。

これからの時代は個性を大切にしないと生き残れない!

文部科学省が掲げている教育改革プログラムでは、【学んだことを理解する】ことから【学んだ知識・技能を自分で考えて社会に役立てる】ことを目指しています。

さゆり先生

定期テストでも受験でも、知識を問う問題だけでなく、それを元にどう考えるかが求められていきます。

さらに、今後はコンピューターやAIを活用した仕事も増えると言われています。どのように働いていくかも子供自身が考えていかなければならないでしょう。勉強にしても親子関係にしても、子供の個性を大切にした関わり方を考えていきましょう。

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