大学受験の生徒に教える数学の攻略テクニック集

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大学受験を控えた受験生に勉強を教えたいと思います。
あなた達大学生にとって、彼らを教えることは少しハードルが高いような気がするかもしれません。

何より、あなた自身も苦労して勉強して大学に合格したわけですから。

しかし、私の経験上ですが、意外に大学受験生の指導のほうが楽な場合が多いです。
なぜだと思いますか?

大学受験を控えた高校生は、ある程度勉強に対してモチベーションが高い生徒が多いです。
そのため、勉強に対しての姿勢やテクニックを教えてあげるだけで、抜群に成績が伸びることもあるのです。

そこで今回は、数学の受験勉強の教え方をご紹介します。

公式の暗記法

数学となると、たくさんの公式を覚えなくてはなりません。
ある意味で、暗記教科に近いものがあるかもしれませんね。
そのため、数学の公式をどのように覚えたら良いの?と受験生は頭を抱えます。

例えば三角関数の公式を覚えるとしましょう。

sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ
咲いたコスモス、コスモス咲いたと、私は教えています。

このように語呂合わせを活用することで、基本公式を覚えることができるでしょう。
しかし全ての公式を語呂合わせで覚えることは、現実的ではありません。

そのため、ある程度の計算練習によって、自然に公式を覚える必要があるのです。
その点は後半でもう一度、取り上げたいと思います。

テストの時間配分

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センター試験や二次試験、私立大学などの大学受験は、きちんとテストの時間配分を考えておく必要があります
さもないとあっと言う間に時間が過ぎて、テストの問題を解く前に時間が終了してしまうことになりかねません。
ですから時間配分をきちんと考えて実行する必要があるのです。

その点で一番避けたいのは、問題の時間配分をただバランスよく配分することです。
一見すると、この方法は良いような気がしますね。
しかしバランスよく配分するだけでは、試験を乗り切ることができないのです。

なぜなら、一人一人によって問題の得意不得意が違うからです。

ですからあくまでも最初に時間配分を考える時は、平均的なものを考えます。
そこから自分の得意不得意分野に合わせて時間をプラスマイナスしていくのです。

例えば60分のテスト時間だとします。
大問が4問とすると、1問あたり約15分で解きます。

しかし見直しの時間も4分取ることを想定すると、1問あたり14分で解くことになります。
それから過去の問題を解いた結果を基に14分に時間を増減していくわけです。

このように教師が、ある程度の時間配分を示してあげると、
生徒も安心して勉強することができるのです。

しかしこれはあくまでも目安です。
目安通りに問題を解くためには、しっかりと練習する必要があります。

同じ問題の繰り返し

高校数学は、式の変形がメインと言っても過言ではありません。
できれば、基本の計算1問1問を考えて解くよりも、自然に無意識に解くことが理想的です。

式変形がスムーズにできれば、考える余裕が出てくるからです。
ですからパターンを覚えるために、生徒自身に同じ問題を繰り返し解かせるしかありません。

私はいつも高校生にこのように言います。
「高校数学は、式変形が命。だからパターンを覚えて機械的に解く練習をしよう。」
と指示します。

すると大抵は納得して、同じ問題を解き、生徒の実力が上がっていくのです。
ですから高校生の数学を指導する時には、その点を思いに留めて行うようにしましょう。

たくさんの問題を解く

問題パターンは決まっています。
それでもたくさんの問題があります。
そのため、できるだけたくさんの問題を解く必要があります。

実際にあなた自身の高校時代のことを思い出してみましょう。
きっと学校の数学でも、かなりたくさんの問題を解いたことでしょう。

そうすることで、自然に計算できるようになりました。
それをあなたの生徒にも実践してもらいましょう。

数学の力をつけるためには、何よりもきちんとした計算力が必要だからです。

ケアレスミス対策

数学につきものなのが、ケアレスミスです。
ではどうすれば生徒のケアレスミスを防ぐことができるでしょう。

まず普段の授業から、見直しを徹底させましょう。
そうすることで、見直しをすることが当たり前になるように指導するのです。
そうすることで、他にもメリットがあります。
生徒自身がケアレスミスしやすいポイントが分かってくるのです。

例えば、プラスマイナスを間違える傾向がありますか。
公式をよく間違えますか。
それらの傾向を踏まえて、普段の授業から生徒に注意を促すようにするのです。
そうすることで、少しずつ生徒のケアレスミスが減っていくことでしょう。

まとめ

今回ご紹介したように、あなたも大学受験生を指導する機会がでてくることもあるでしょう。
しかし、それでも心配する必要はありません。

むしろきちんと指導すれば、スムーズに授業を進めることができ、生徒自身の成績も上がっていくことでしょう。
ぜひ参考にしてみて下さいね。

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