宿題をしない子にはどんな指導をすればいいの?言い訳させない状況の作り方を徹底解説!

※記事内に広告を含みます。

家庭教師の仕事を行ううえで生徒の成績を上げることは最も大切なことのひとつです。

しかし家庭教師は塾の様に週に3回、4回と指導を行うことは金額的な面からも難しく、指導の時間が限られています。
そのため指導時間の少なさというハンディをカバーするために宿題は欠かせません。

しかし生徒の中にはあの手この手を使って宿題をやらない子もいます。そこで今回はそんな時の対処法を書きたいと思います。

親には何て言ったらいいの?

子供が宿題をやっていない場合には親には正直に話をした方が良いです。話すタイミングですが、指導が終わって親に当日の指導状況を報告するときがベストです。
なぜかというと多くの場合、そこには教師、親、子供の三者が一緒にいるからです。

子供は教師が思っている以上に教師のことを良く観察しています。もし子供が宿題をやっていなかった日の帰りに教師が親に宿題について何も報告をせず帰ったとすると、
子供は「この先生は宿題のことをあまり重視していない」
または「この先生は親の前では都合の悪いことは言わない」と捉えるのです。

一旦そのように認識されてしまうと状況が改善することは稀です。

逆に子供のいる前で教師が宿題をやっていなかったことを正直に親に報告した場合、
子供達は「この先生は宿題のことは包み隠さず報告する人だ」と認識します。
当然親は子供に向かって注意しますから子供も良い気はしません。

しかしここで注意しなければいけないのはフォローすることも忘れてはいけないということです。

宿題を途中止めで提出した場合には「○○君、宿題の6割くらいは頑張ってやっていのですが、後もうひと頑張りでした。」と親に言ってみたり、
宿題を全くやっていない場合でも「○○君は計算が得意だから頑張ったら今回の宿題はできたと思うよ。」と子供に言ってみたりという具合です。

フォローを入れることで子供達は「この先生は自分のことをきちんと見て評価してくれている。」と思う訳です。

フォローがあるか否かで今後の生徒との信頼関係が大きく変わってきますので、
その点は意識された方が良いと思います。

このように教師、親、子供が一緒にいる時間を使いフォローを交えながら正直に宿題に対する取り組み状況について話すことは、
子供に宿題をさせるきっかけを作るだけでなく、子供および親との信頼関係も築くことにつながりますので重要です。

言い訳する子には何て声をかけよう?

宿題をやらない子供がよく使う理由の一つに「忘れていました。」があります。

ここで「忘れない様にしないと駄目じゃないか。」と注意してもあまり効果がありません。
注意された後は「はい。」と素直に返事をしても同じ言い訳を使って宿題をしてこない可能性が高いです。

忘れて宿題ができなかったということは故意に宿題をやらなかった訳ではないから、
言い逃れできる余地がある、と宿題をしない子供は思っているからです。

では「忘れました。」と言い訳する子供には何と声をかけたら良いか。
私の経験から言いますと、「忘れました。」という言い訳を使えない状況を作ることが一番効果的でした。

宿題を出したら宿題内容を書いた紙を机の上に貼り付けるのです。机に座ったら必ず目に付く位置に貼り付けます。
ノートに宿題内容を書く人もいますが、それではノートを開かない場合があるのでお勧めしません。

紙を貼り付けることで子供は「忘れました。」という言い訳ができません。
100%子供の落ち度ですから、教師の注意にも説得力が増します。

また宿題を出すときに宿題の量について事前に確認を行うことをお勧めします。
例えば「○○君、今回は数学の問題集P12〜P14の3ページが宿題だけどできるかい。」という具合です。
ここで生徒が了解したなら、できると言ってしまった以上「部活動が忙しくてできなかった。」などの言い訳は通用しません。

このように宿題を出す時点から言い訳ができない様な状況を作っておくと便利です。

生徒の話を聞きながら、論理的に叱る

1
宿題をしてこない生徒は、何とか言い訳を考えようとします。

まずは生徒の言い分を聞いてあげて下さい。おそらくすぐに叱りたくなることでしょう。

でもまずじっくりと聞いてあげましょう。幸い、家庭教師は一対一の指導がほとんどですから、時間をそれほど気にする必要はありません。

では生徒が宿題をしてこなかった理由を聞いた後で、どうしますか?

一つ一つ論理的に叱ります。例えば、生徒が「部活が忙しくて、宿題ができなかった。」と言った場合、あなたならどう言いますか。
それに対して「そうか。じゃあ、休む時間やテレビを観る時間もなかったの?」と言います。そうすると生徒の大半は、これ以上言い訳ができなくなります。この先生には言い訳は通用しない、と感じるようになります。

しかし稀に、本当に宿題ができない事情もあります。風邪や親族の不幸などです。
そんな時は、事前に保護者にお願いして、保護者からことの経緯を説明してもらうようにしましょう。生徒からの説明ではありません。そうすることで保護者との信頼関係も強くなります。

このように生徒の話をじっくりと聞いて、論理的に叱ることは、もっと生徒自身や生徒の生活パターンを知るきっかけにもなります。

家庭学習の大切さについて

宿題の意味や効果を適切に説明することで、やる気に繋がることもあります。

宿題はただ提出するだけでは成績アップには繋がりませんが、学校から出された宿題は、次のテストに出たり重要な問題が多いです。
ですので一旦自分で解いた問題を見直し、間違えたところは何回も理解するまで解いてみるようにしましょう。

どうしても分からない所や何回解いても間違えてしまう問題はチェックしておいて、理解できるよう教えれれば必ず成績アップに繋がると思います。
そうすると必ず学校のテストの点数も上がり、毎日でる宿題のおかげで自宅での勉強がはかどります。
毎日の宿題は、ただやればいいというよりは、しっかり理解することで成績が上がること間違いなしです。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です