受験生を教える家庭教師は、遅かれ早かれ、生徒の合格発表の日を迎えるということになります。
生徒の合格発表がある日は、ある意味、今まで教えてきたことの集大成ともいえる日。
生徒と同じく大きなプレッシャーを感じる家庭教師の先生も多いと思います。

生徒が志望校に無事に合格すれば大きな喜びを得ることができるでしょう。
ただ、残念ながら生徒が不合格になってしまうケースもあります。
そのことも家庭教師は想定しておかないといけません。

では、生徒がもし不合格になった場合、家庭教師はどのような対応をすればよいのでしょうか?

合否発表の連絡を受けた時の対応

入学試験の結果については、生徒から電話やメールで連絡がくるケースが多いです。
もし不合格だったという結果を知らされたとき、
家庭教師は生徒の立場に立った対応を心がけることが重要です。

生徒の不合格が決定した直後は、生徒も親御さんも意気消沈しているものです。
連絡があったときは、間違えても厳しい言葉はかけるべきではないでしょう。

まずは結果を結果として受け止め、生徒に励ましの言葉をかけるのがよいと思います。
そこでは生徒がこれ以上落ち込まないよう、前向きな言葉を選ぶことも家庭教師には求められます。

不合格後の対応

生徒が受験を失敗した場合、なかなか引き続き教えて欲しいという話にはならないものです。
ですから、生徒の不合格が決まって次に生徒宅に訪問するのが、
指導最後の日となること考えておくことが必要です。

生徒宅での対応ですが、まずは、
力になれず申し訳なかったという趣旨の言葉を、低姿勢で伝えるのが良いと思います。
その上で、今後についての前向きなメッセージを生徒にかけてあげるのがよいでしょう。

例えば、
「努力してきたことは意味があるから、これからもがんばって」
「不合格になって返って良かったというケースもあるから、悲観したらだめだよ」など。

子供は吸収力が高く、特に指導者の言葉は人生において大きな指針となりやすいです。
家庭教師がそのときに生徒にかける言葉は非常に重要です。

生徒はその言葉を受けて、元気を回復することが可能になりますし、今後の目標を定める契機になりやすいからです。
受験に失敗した時点で終わりだと考えるのではなく、最後まで生徒の成長を考えて指導にのぞむこと。
それが家庭教師にとって大変重要なことだと思います。
その姿勢を貫けば、結果的に最後の訪問も、すっきりした形で締めくくることができるでしょう。

責任は感じなくていい

生徒が受験に失敗したとき、家庭教師も少なからずショックを受けるものです。
特に責任感の強い家庭教師ほど、生徒が不合格になったら自身を責めてしまうことも少なくありません。

ただ、生徒は不合格になってしまうのは、教える側に責任があるとも限りません。
受験には何が起こるか分からないものだからです。

例え合格圏の成績を普段おさめている生徒でも、当日体調が悪くて実力を発揮できなくて不合格になることも多々あるのです。
もちろん、生徒が不合格になったことを通して、何か指導に至らない点が思い当たるならば、それを教訓とするのはよいことだと思います。
ただ、必要以上に自身を責める必要はありません。

なぜなら、いくら悩んだところで、受験の結果を変えることはできないからです。
教訓をふまえ、気持ちを入れ替えて今後のことを前向きに考えるべきなのです

以上のように、生徒が不合格になったとき、
家庭教師は生徒の立場に立ち、前向きなメッセージを投げかけ励ますことが重要です。

教訓を得ることは大切ですが、不合格の原因は指導者にあるとは限りません。
ですから、家庭教師は生徒とともに、今後のことを前向きに考えるのがよいでしょう。