家庭教師をする上で、生徒や親に対する話し方は気になりますよね。
実際、あなたと生徒の年齢が近い場合もありますので、敬語にしたら良いのかそれともフランクに接したら良いのか、判断が難しいところですよね。

そこで今回は、生徒や親への接し方を一緒に考えていきたいと思います。

生徒に対する言葉遣いは?

生徒との初対面、最初の授業は緊張するものです。しかしそれは相手も同じです。いえ。むしろ生徒や親の方がきっと緊張しています。
ですから、あなたたち教師の最初のアプローチはとても大切になってきます。

では敬語、タメ口、どちらが生徒に対してふさわしいのでしょうか?

生徒に対してタメ口は大丈夫?敬語の方がいい?

基本的には生徒に対しタメ口で接するようにします。あくまでも教師は生徒よりも上で、あなたが必要以上に気を使う必要はないと考えているからです。実際に生徒たちも、私たち教師をお兄さん、お姉さんとして見てくれる子がほとんどです。そして生徒の大半は、私たちに慣れてくると敬語からタメ口に変わってきます。

友達感覚に近いのだと思います。生徒と仲良くなれている証拠として、ぜひ受け止めてあげましょう。

ただメリハリも必要です。普段はタメ口でも、切り替えて勉強に集中させたい時は、あえて敬語を使い緊張感を持たせましょう。そうすることで授業を進めやすくなるからです。

生徒に「くん」付け「ちゃん」付けした方がいいの?

最近は学校で生徒同士(しかも男子・女子に関わりなく)で「さん」付けするところが多いようですが、できればあなたも生徒に対して「くん」付け、「ちゃん」付けをするように意識しましょう。
先ほども一緒に考えたように、ある程度の親しい関係を教師と生徒との間に作る必要があります。それには相手に対する呼び方もかなり影響してきます。

ただいきなり相手の名前を呼ぶのではなく、相手のことを聞いてみると良いかもしれません。生徒が、学校では何と呼ばれているのか、生徒自身はそれをどう思っているのか、実際は友達から何と呼ばれたいかなどを聞いてみるのです。そうすることでその生徒をどう呼べば良いのか、少しずつ見えてくるでしょう。

また余りにも珍しいニックネームで呼ばれている場合、その生徒は良くても、親御さんが嫌がる場合もあります。その場合は、名前に「くん」付けや「ちゃん」付けをして呼んであげた方が無難でしょう。

一番避けたいのは、生徒を苗字で呼ばないことです。これではいつまで経っても、生徒との良い関係を築くことができません。ぜひ親しく生徒を名前で呼んであげましょう。

親・保護者に対する言葉遣いは?

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生徒への言葉遣い、生徒の呼び方を考えることができました。では親御さんに対する言葉遣いはどうしたら良いのでしょうか。

結論から言うと、完全に敬語で話します。

当たり前の話ですが、親御さんはあなたたち教師をプロとして見ます。言い方を変えれば、私たちを社会人の一人としてみなします。もしその社会人が、変な敬語を使う、またはタメ口で接してきたらどうでしょうか。「この人大丈夫かな?」と疑問に思われて信頼を失ってしまいます。ですから生徒と親に対しては、完全に言葉遣いを変える必要があるのです。

そして親御さんたちは、あなたたち教師に対して「さん」ではなく「先生」と呼ぶことが多いです。教師に対して、ある程度の敬意を持っているからです。ですから私たちも教師としての自覚を持って、親御さんに接しましょう。

しかしここで親御さんを何と呼べば良いのか。という疑問がありますが、「お父さん」、「お父様」、「お母さん」、「お母様」などが適切かと思います。

これらの呼び方は生徒本人から見た親の立場です。あくまでも家庭教師は生徒をメインに接する必要がありますので、生徒目線に近い呼び方をすることが大切になってくるのです。そうすることで、生徒との一体感も生むことができますし、何よりも親御さんとの距離も少しずつ近くなっていくことでしょう。

このように家庭教師はただ敬語で話せば良い、ただフランクに話せば良いというものではありません。相手に合わせた話し方、相手が求めていることに合わせたコミュニケーションを取る必要があるのです。最初は少しこの点に対して、難しさを覚えることがあるかもしれません。しかし少しずつ慣れてきて、自分のパターンが確立されてくることでしょう。そしてこのように接し方を工夫して努力することには、メリットもあります。

基本的な敬語の使い方について

正しい言葉遣いはすぐには身につきません。しかも若い人だと正しい敬語に触れる機会が少ないですし、
教えてくれる人もなかなかいません。しかし正しい敬語を使うことは、周囲の人との人間関係を創り上げるための基本になります。
信頼感を高めるためのマナーですので、親御さんに対してしっかり信頼してもらえるように正しい言葉遣いを習得しましょう。

基本的な敬語の使い方(口挨拶・会話)

・~です→~でございます ・~します→~いたします ・~と言います→~と申します
・~を見せます→~をお目にかけます ・~と会います→~にお目にかかります
・~を知らせます→~お知らせいたします ・~がきました→~がお見えになりました
・~してくれませんか→~をお願いできないでしょうか ・すみません→申し訳ありません
・どうですか→いかがでしょうか ・どうしましょうか→いかがいたしましょうか
・何か聞いていますか→何か承っておりますでしょうか ・待ちます→待たせていただきます

今どきの言葉づかい

「ら」抜き言葉
「食べれる」「出れる」「見れる」などのように、 本来ならあるはずの「ら」を抜いた言葉を
使われると話す気がなくなる人もいるので、使わないようにしましょう。
「食べられる」「出られる」「見られる」と言い換えます。

「とか」
「とか」は口ぐせになりやすく、自然と使用してる人もいるかと思います。
「明日とかのご予定とかありますか?」の「とか」は必要ありません。
あいまいな表現をする人だと思われてしまいます。

「ほう」
コンビニやレストランのマニュアル言葉に「ほう」があります。
「メニューのほうお下げいたします」「こちらのほうお持ちしました」などのように使われています。

「ほう」を使った言い方は、敬語だと思って使っている人もいるようですが、相手には違和感を与えてしまいます。

クッション言葉

お願いする時
忙しそうだけど→お忙しいところ
時間ができたら→お手すきのときにでも
いま聞いてもいい?→いま、よろしいでしょうか?
意見聞かせてほしいんだけど→ご相談させていただきたいのですが

断る時
ちょうど別の予定と重なっちゃってて→あいにく、別の予定が入ってまして
私の思い通りではないんだけど→まことに不本意ながら
希望どおりにできなくて→ご希望にそえず
また誘ってね→また今度お声がけください

適切な言葉で話をすると気持ちがしっかりと伝わります。人は誰でも自分を敬ってくれている相手に必ず好感を持つものです。
より良い人間関係を育む大切なスキルですので、ぜひ一日も早く身に付けましょう!

家庭教師についての記事一覧

言葉遣い以外にも家庭教師の基礎知識についての記事もございます。
是非ご覧ください。

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