家庭教師をしていて、色んな生徒を教える機会があります。例えば小学生、中学生、高校生に対してです。
その中で、高校生のほとんどは大学受験を控えています。
大学受験の問題はレベルが高いので、教えることに少し不安を感じるかもしれません。

そこで今回は、大学受験における英語の勉強法について考えていきましょう。
英語の勉強法って、単語や文法を覚えれば良いのでは?と思うかもしれません。しかしきちんとした勉強法を知っていると、生徒を教えることも楽になります。
では、全体としてどんな点に気をつけることができるのでしょうか。

それは長文読解のポイント押さえることです。
ポイントは全部で三つあります。

  1. 読解力。
  2. 速読力
  3. 単語力です。

では、これらのポイントを一つ一つ考えていきましょう。

長文読解のポイント

大学受験の英語のテストは、長文読解の問題が中心になります。また、点数の配転が非常に高く、問題を解くのに最も時間がかかります。
ですから長文読解が得意になれば、英語の点数を効果的に上げることができるのです。

では具体的に、どのように長文問題を解くことができるのでしょうか。そしてどのように、生徒に教えることができるのでしょうか。

読解力

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長文問題を解く上で大切なポイントの一つは、読解力です。では読解力を伸ばすにはどのように勉強したら良いのでしょう。

まず問題の全体像を掴むことが大切です。
そのため、私はまず問題文→本文の順番で読むことを徹底させます。つまり問1、問2などから読ませるのです。

どうしてこのような順番で読むのでしょうか。たいていの生徒は、本文→問題文→本文というように読みます。しかし、これでは本文を少なくとも二回読まなければなりません。

一方で、問題文から読むことで、必要な情報を事前に手に入れることができるのです。つまり、本文の内容や登場人物、またどこの本文に注意して読むべきなのかが分かってきます。効率性と正確性を高めるわけです。

そのために、問題文→本文の順番に読むことはとても大切なのです。しかしこの方法は読み方に慣れる為に練習をしなくてはなりません。

少しずつ生徒も練習を積むことでこの方法に精通してきます。その結果、問題を解く余裕が生まれ、点数が伸びていきます。問題の全体像を掴むことができ、読解力が伸びるからです。

ぜひこの方法を指導時に教えたいと思いますね。

速読力

二番目のポイントは速読力です。速読をするために必要なことは何でしょうか。それは英文の構造の特徴を理解することです。

英語は日本語とは違い、主語+動詞の順番で作られます。つまり結論が先に来て、それから補足の説明があるのです。
ですから、問題にそれほど関係がない場合は、主語+動詞の部分を中心に読み、それ以外をさっと読むことができます。

もちろん、これには事前に問題文を読んで頭に入れておくことが必要になります。そうすることで、速読を行うことができるようになるでしょう。

また英語の段落構成にも注意して、指導するようにしましょう。英語の文章の書き方には、一定のパターンがあります。

その一つは、段落の最初と最後の文にその段落の要点が書かれることが多い点です。
この知識があると、問題を解く上で有利になると思いませんか。つまり段落の最初と最後の文を集中して読み、段落の中ほどの文章はさっと読むことができます。そうすることで、かなり問題を解くスピードが向上します。
しかしごくまれに、段落の中ほどに要点が書かれることがあります。そのような時はどうすれば良いのでしょうか。

接続詞に注目することによって、要点を区別できます。
英語の特徴として、大事な文や筆者の意見はbuthoweverの後に来る傾向があります。日本語に訳さなくても、これらの接続詞があれば、この文は大事なポイントだと判断できるのです。

こうして大事な文を見つけ、これらを基に問題を解きます。
結果として速読力が身に着き、テストの点数も伸びていきます。

単語力

三番目のポイントは、単語力です。単語力に関しては、単語を覚えることでしか向上させることはできません。

大学受験に必要な単語数は約6000語以上です。難関大学になると、さらに単語力が求められます。
とはいっても、長文問題を解いていると、生徒自身が分からない単語もきっと出てくるでしょう。

そのような時には、どのように問題を解くことができるでしょうか。

その一つのポイントは、andに注目することです。もちろんandは「そして、~と」と訳されます。ですからandの前後の文や単語は同じような意味になる傾向があるのです。つまりandの前後どちらかの意味さえ理解できれば、もう一つの意味も推測することができます。

これは問題を解く上で、かなりのアドバンテージになると思いませんか。基本的な単語力さえあれば、長文問題も苦にせず読むことができるようになるからです。

英文の文型を考える

英文の形を考えることは、単語力を補う助けになります。これはどういうことでしょうか?

英語には大きく分けて5つの文型、パターンがあります。あなたもきっと高校生の時に、勉強したことでしょう。実はその文型によって、基本的な意味がほとんど決まっているのです。では一つ一つ考えてみましょう。

第一文型はS(主語)+V(動詞)です。

この意味は、残念ながら決まっていません。

次に第二文型S(主語)+V(動詞)+C(補語)です。

この意味は、「~です。」というものです。基本的に主語と補語が同じであることを訳したらよいのです。

第三文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)です。

この意味も第一文型と同じく決まっていません。

第四文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)+O(目的語)です。

この代表例はgiveです。giveの意味は、「人に~を与える」というものです。ですから第四文型の基本の意味は、「~を与える」と訳しておけば良いのです。

そして第五文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)です。

これは「O(目的語)をC(補語)にする」、つまりO「(目的語)をC(補語)の状態にする。」というように訳せば良いのです。

このように文型を確認することでたとえ単語が分からなくても大筋の流れが分かるのです。この点を生徒に伝えることができれば、生徒が安心して受験勉強ができることでしょう。

今回は、英語の勉強方法、特に長文問題について3つのポイント(読解力、速読力、単語力)を考えてきました。
ぜひ、みなさんも参考にしてみて下さいね。

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